2月1日~2日に全国青年教職員学習交流集会TANE!が大阪で開催されました。全国から現地に約200名が集い、未組合員や教職に就く学生も参加しました。全体講演のオンライン配信は約50名が視聴しました。
1日目は6つの実践レポート分科会が行われました。青年レポーターが子どもたちとの関わりや働き方など、現場で抱えている悩みや大切にしていることを報告し、小グループに分かれて参加者全員が自分の実践を語り合いました。今年は開催地の青年より大阪の教育課題についての報告や、子どもたちの居場所づくりをテーマに登校拒否・不登校について考え学び合いました。
その後、7つの講座に分かれ講師と共に学び合いました。包括的性教育の講座では、「より学びを深めるための技を教えてもらえた!と嬉しく感じた。自分だったらどんな授業が展開できるかワクワクした。」などの感想がありました。子どもの姿から出発する学校の講座では、「どうしても『ねばならぬ』が先走ってしまうこともあるが、今一度子どもたちの姿を見つめ直し、子どもの近くで考えていこうと思った。」などの感想が寄せられました。
2日目の全体講演では、「子どもたちのねがいと喜びを学校に~教育の本質を見つめ直そう~」をテーマに、教育研究者・高知県土佐町議員の鈴木大裕さんのお話から学びました。学校現場の多忙化やデジタル化などによって教師の仕事からスキルや働く喜びを奪ってきた構造に目を向け、教育の本質とは何かを問い直す視点を得ることができました。
初参加の青年からは、「子どもも先生も学校に行くのがしんどい現状がなぜ作り出されているのかが不可解だったが、社会の仕組みや変化等の背景から理解することができた。教育は人生の準備期間ではなく、人生そのもの。遊びを大切にして、子どもたちと生きる喜びを味わえる教師になりたい。」と感想が寄せられました。