教育のつどい2025では、教科別の分科会とは別に7つの課題別分科会を設けています。以下、分科会ごとに分科会の内容を説明します。【6/6更新】
A分科会 参加と共同の学校づくり
子ども・青年の可能性と抱える様々な課題、学校・地域・教育の現実と向き合い、子ども参加と父母・保護者、地域、教職員共同の学校づくり・教育条件の確立をすすめる各地のとりくみを共有し、学び合う分科会です。
「登校拒否・不登校」の子どもは年々増え続け、教職員の健康破壊と未配置で「教育に穴があいた」学校が社会問題となっています。「そもそも学校ってナニ?」という根源的な問いを大切にして、全国のレポートをもとに考え学び合います。
B分科会 発達・学力、教育課程づくり
学力や発達の課題などを学び考え合い、子ども理解を進め、子どもの実態から出発したゆたかな学びや教育課程づくり、教科書問題、生活科・総合学習・「道徳」等について考え合うことをテーマにした分科会です。
いま学校は、子どもの発達にかなった教育課程になっているでしょうか。レポートと討論を通して、実践のヒントを見つけ合いましょう。
C分科会 主権者の教育と生活指導・自治活動
当事者が考える様々な議題に向き合う自治活動につながる力をどのように育み実践が展開されたか、主権者教育やシティズンシップ教育の課題などとともに交流し合うことをテーマにした分科会です。
苦難を抱える子への関わり、子どもの声を聞き、子ども同士をつなぎ、主権者としての力量を高める教育・学校のあり方を交流し、議論で深めましょう。
D分科会 子ども・青年たちの生きたい社会づくり ―平和・環境・ジェンダー平等と性を手掛かりとして―
子ども・青年たちが平和・国際連帯、環境、ジェンダー平等・性などの課題に向き合い、歴史に学びながら、自分たちの望む社会を自ら創造し、未来を切りひらいていけるためのとりくみを交流し、共に考えていく分科会です。
子ども・若者の声を聴きとって、もう一つの社会をともにつくりたいあなた、同じ思いの仲間を求めて、この分科会に参加しましょう。
E分科会 子どもの人権と保育・学校・地域・家庭・図書館・文化活動
子どもをとりまく地域・家庭の課題から学校や社会を問い直し、子どもの発達の権利を保障する立場から、子育て・文化活動・図書館活動など社会の教育運動や子どもの「居場所づくり」のとりくみなどを交流し、学び合い語り合うことをテーマにした分科会です。
子どもの権利条約を基軸とし、子ども・学校・地域・家庭等がおかれている状況を話し合います。また、子どもの学習権や人権をとりもどすための議論を深めます。
F分科会 障害児教育
障害のある子どもたちの発達を保障し、豊かな学びとインクルーシブな社会を創造することをテーマにした分科会です。
障害児教育を求める子ども・青年の増加に教育条件整備が追いつかない中で、「発達・学習権保障の道を力強くすすもう!」をテーマに全国から31本のレポート報告・討論をもとに、子どもから出発する障害児教育について深めます。
G分科会 青年期の学びと大学づくり
青年期の学習・発達課題に応える大学教育、高大接続、進路保障に関するとりくみ、国民と学問をつなぐ教育専門職としての教師の育ちなどをテーマにした分科会です。
観点別評価、ICTの活用、高校再編、大学入試改革など高校・大学が抱える問題を広く教育問題の一環としてとらえ、学校種を越えた教育関係者、父母・地域住民らとともに青年期の教育課題にこたえるための道筋を探っていきます。