外国人や外国にルーツを持つ人々に対して敵対的な態度をとり、排除しようとする言説が急速に広がっています。2025年7月におこなわれた参議院選挙では、「日本人ファースト」を声高に叫ぶ政党等が大きく得票を伸ばしました。それらの政党に投票した若い主権者も多かったと言われています。
学校には、さまざまな国籍の子どもたちが在籍しています。社会の動きに大きく影響される子どもたちにとって、どの子も安心して過ごすことのできる学校・教室をつくるためには、お互いの言葉や文化の違いを理解し、偏見や差別を乗り越える学びが不可欠です。同時に、「『日本人ファースト』ってどういうこと?」「中国がもうすぐ日本を攻めてくるってホント?」「日本は外国の援助にお金を使いすぎだ」といった疑問をもつ子どもたちに、私たち教職員・保護者がどのように応答していくのかが問われています。
本特集では、排外主義に同調することなく誰もが排除されない社会に向けて、学校や教育の果たすべき役割について考え合いたいと思います。