2011年3月11日の東日本大震災から15年を迎えます。『クレスコ』は震災直後から、被災地の子どもたちや学校、教職員の姿を現地の声とともに伝え、震災と原発事故が教育と子どもの育ちに何をもたらしたのかを問い続けてきました。第2期復興・創生期間が節目を迎えますが、「復興」の陰で続く困難や分断、将来への不安が、今もなお被災地の子どもたちの学びと生活に影響を与えています。
東日本大震災以降も、各地で大きな自然災害が発生しています。それらの教訓から、子どもたちがこれから起きうる災害の危険を回避する力を育てることは重要です。同時に、被災地の実情や子どもたちの声を受け止めて、学校教育や復興支援のあり方を問い直していくことが、今あらためて問われています。
本特集では、東日本大震災の経験を土台に、災害・防災教育を単なる知識や訓練の対象にとどめず、子どもたちのいのちと人権を守る視点で、各地で積み重ねられてきた実践やとりくみに学び合いたいと考えます。