『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年4月号 3月20日発行〉

【特集】「せんせい」になったあなたへ2024

  • 全教共済
クレスコ
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2020年2月号 1月25日発売
【特集】
「Society 5.0」に向けた「教育」って?

最近、「Society 5.0」という言葉をよく聞きます。
それは、1.0狩猟、2.0農耕、3.0工業、4.0情報化に続き、
AIが発達して様々な社会的課題を解決してくれる
「人間中心の社会」なのだそうです。

経産省と文科省は競い合うようにしながら、
「Society 5.0に向けた教育」のビジョンを打ち出しています。
その中心は、「公正に個別最適化された学び」。
学校では、そのためのICT環境の整備と民間産業の参入が
かつてない勢いで進行しています。

こうした動きは、学校と教育のあり方を
どのように変えようとしているのでしょうか。
学びの質や子どもの成長・発達は、どうなるのでしょうか。

本特集は、「Society 5.0」に向けた「教育」について、
その実態とねらいを明らかにするとともに、
子どもの成長・発達を保障するために
どう立ち向かっていったらよいのか、考える一助となりたい。

 

※特集は★、連載・シリーズは☆

【主な内容】
  • ★「Society 5.0」の未来社会像と「教育改革」構想の本質 佐貫浩(P.14)
  • ★<資料>「Society 5.0に向けた人材育成」が想定する教育と学校とは?(P.18)
  • ★Society 5.0と学校の間にあるもの 大瀬良篤 今井政廣(P.20)
  • ★プログラミング教育について考える 古山直幸(P.22)
  • ★「1人1台タブレット」の現実 小田真里恵(P.23)
  • ★市場化されていく教育と子どもたち 平野倫明(P.24)
  • ★産業界のニーズに合わせた工業高校の学科改編 鈴村紀代子(P.25)
  • ★「Society 5.0」より目の前の生徒を 本多由紀子(P.26)
  • ★情報教育と教科「情報」の役割 長谷川友彦(P.28)
  • ★病院内教育の役割とICTの可能性と盲点 栗山宣夫(P.30)
  • ★デジタル・シティズンシップとメディア情報リテラシーの育成を 坂本旬(P.32)
  • ★「教育のICT化」と公教育の融解、私たちのとりくみの課題 宮下直樹(P.36)
  • ☆<私の出会った先生143>戦争の体験をもとに生き方を問い、人間探求を続ける 橋本紀子(P.2)
  • ☆<世界の取材現場から見た日本107>2020年。さようなら、沈黙たち 金平茂紀(P.4)
  • ☆<授業で憲法を語ろう>障害がある生徒たちにこそ主権者としての憲法学習を 中島芳明(P.7)
  • ☆<子ども理解と発達保障>子どものことをわかろうとする姿勢 宮本郷子(P.8)
  • ☆<栄養教諭のお手軽レシピ59>「きなこトースト」 猪瀬里美(P.10)
  • ☆<一冊の本に出会う?>あなたの幸せがわたしの幸せ 横山眞佐子(P.11)
  • ☆<4コマ漫画>萩トモロ―の4コマ漫画 萩トモロー(P.12)
  • ☆<教育最前線?>「1年単位の変形労働時間制」の導入反対 糀谷陽子(P.39)
  • ☆<子どもたちの生きる世界と向き合う>保健室の見守り役 嶋崎由佳(P.40)
  • ☆<教材のタマ手箱>1つのオレンジから学ぶ 対立の解決 柏村みね子(P.43)
  • ☆<先生が先生になれない世の中で>土佐町の挑戦を、大きなうねりに! 鈴木大裕(P.45)
  • ☆<名画に出会う119>アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」 堀尾真紀子(P.46)
  • ☆<この映画 見ましたか?> 「母との約束、250通の手紙」 海南友子(P.47)
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