『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
クレスコ
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2020年3月号 2月25日発売
【特集】
3・11から9年、「復興」を問う―被災地と子どもたちからの発信

東日本大震災から9年。
政府は、原発事故対応の本拠地から聖火リレーをスタートさせ、
「復興五輪」をアピールしようとしています。

しかし、原発事故の汚染水は
依然として「アウト・オブ・コントロール(制御不能)」です。
いずれの県においても
被災した人々や学校、子どもたちの困難が続き、
追い打ちをかけるように、台風が甚大な被害をもたらしました。

何より心配なのは、傷ついた子どもたちの“心”の問題です。
放射能が身体に及ぼす影響に不安を抱える子どものケアは、
何年経っても最重要で深刻な課題です。

こうしたなか被災地では、「二度とこんなことが起こらないように」
本当の「復興」とは何かを問い、声を上げる、
さまざまなとりくみが続いています。
本特集では、9年めの被災地からの発信を受けとめ、
自分の課題として一緒に考えていくための一助となりたい。

 

※特集は★、連載・シリーズは☆

【主な内容】
  • ★フクシマは、本当に「復興」しているといえるのか? 安斎育郎(P.14)
  • ★こんなことは「二度と誰にも経験させたくない」福島原発訴訟原告団長の中島孝さんに聞く(P.18)
  • ★学校現場の状況と地域の復興 吉田安男(P.22)
  • ★被災地に寄り添った復旧・復興を 高橋正行(P.24)
  • ★人々の好意とすれ違っていく現実 木村静(P.26)
  • ★福島県双葉町から避難して 小野田陽子(P.28)
  • ★僕らの未来から被ばくの脅威をなくしてほしい 鴨下全生(P.30)
  • ★福島の子どもたちの心に寄り添う 生島浩(P.32)
  • ★紙芝居で伝えたい 瀬成田実(P.34)
  • ★被災地を見て歩き考えたこと 山田真平(P.36)
  • ★被災地の被害状況と現状(P.38)
  • ☆<私の出会った先生144>水槽の中の腕 小島慶子(P.2)
  • ☆<世界の取材現場から見た日本108>イランの人々は教育熱心で「おしん」が大好き 金平茂紀(P.4)
  • ☆<授業で憲法を語ろう>憲法を「他人ごと」から「自分ごと」へ 菅間正道(P.7)
  • ☆<子ども理解と発達保障>子どものねがいと発達保障を大切にしたインクルーシブ教育 宮本郷子(P.8)
  • ☆<栄養教諭のお手軽レシピ60>「のり塩大豆」 猪瀬里美(P.10)
  • ☆<一冊の本に出会う?>誰かがいてくれること 横山眞佐子(P.11)
  • ☆<4コマ漫画>萩トモロ―の4コマ漫画 萩トモロー(P.12)
  • ☆<子どもたちの生きる世界と向き合う>保健室でできること 嶋崎由佳(P.40)
  • ☆<教材のタマ手箱>著者の思いをそのまま子どもたちに 江頭啓之(P.43)
  • ☆<先生が先生になれない世の中で>教員の変形労働時間制~舞台は市町村議会に~ 鈴木大裕(P.45)
  • ☆<名画に出会う120>アンドリュー・ワイエス「松ぼっくり男爵」 堀尾真紀子(P.46)
  • ☆<この映画 見ましたか?> 「運び屋」 吉村英夫(P.47)
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