『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
クレスコ
1624588079
2021年6月号 5月25日発売 
【特集】
オキナワに学ぶ

6月23日は、「沖縄慰霊の日」です。

1945年3月末から実際には9月まで続いた凄惨な地上戦によって12万人を超える沖縄県民が犠牲となりました。その大多数は、軍人・軍属でない一般県民であり、多くの子どもたちも含まれています。

戦後、沖縄は米国の施政下に置かれました。米軍は「銃剣とブルドーザー」で人々の土地を取り上げ、基地を拡張しました。米軍基地は1972年の本土復帰後も存続し、米軍機の事故や米兵による暴行事件をはじめ、様々な基地被害が続いています。

「命どぅ宝」。戦争体験を語り伝え、平和な島々の建設を望む沖縄に、国内で最も多くの、戦争のための基地が置かれつづけているという矛盾。そのなかで沖縄の人々は、あきらめることなく、声を上げ、たたかいつづけています。多くの人々が、沖縄のたたかいに触れ、自らの問題として考え、ともに学び、行動するとともに、次の世代にも伝えようと心を砕いています。

本特集は、沖縄に学び、行動するとりくみを交流し、沖縄に、そして日本全体に、平和な未来をつくるための営みを広げる一助となりたい。

 

※特集は★、連載・シリーズは☆

【主な内容】
  • ★振り返りの日に 坂本菜の花(P.12)
  • ★戦争を止めるために過去から学ぶこととは何か 瀬戸隆博(P.14)
  • ★『命どぅ宝』守ろう子どもたちを! 長堂登志子(P.20)
  • ★祖母の戦争体験を子どもたちに伝える 奥野理央(P.22)
  • ★沖縄のいまを見つめる視点 平井美津子(P.24)
  • ★教科書記述の比較を通して沖縄戦を学ぶ 楳澤和夫(P.26)
  • ★沖縄を学ぶことで今の社会が見えてくる 藤田康郎(P.28)
  • ★一緒に声を上げていくために 當眞鉄矢(P.30)
  • ★語り合いたい、伝えたい 豊里友達/杉山菜生/石川綾花/笹本育子(P.32)
  • ☆<私の出会った先生159>“真ん中” 後藤秀典(P.2)
  • ☆<世界の取材現場から見た日本123>「子ども食堂」から「大人食堂」へ 金平茂紀(P.4)
  • ☆<憲法と私>③ケーディス大佐からの手紙 西郷南海子(P.6)
  • ☆<これなら作れるパパッとレシピ⑮>簡単やみつき「納豆トースト」 猪瀬里美(P.8)
  • ☆<一冊の本に出会う51>ページをめくる楽しさ 横山眞佐子(P.9)
  • ☆<4コマ漫画>萩トモロ―の4コマ漫画 萩トモロー(P.10)
  • ☆<教育最前線>新学習指導要領のもとでの高校教科書などの検定結果について 鈴木敏夫(P.39)
  • ☆<特別支援学級で輝く子どもたち>育ちあう子ら 大島悦子(P.40)
  • ☆<子どもたちの生きる世界と向き合う>コロナ禍での全国一斉休校から見えてきたもの 小野川文子(P.42)
  • ☆<連載小説>ノーコーヒーノーライフ 「ファーストカップ」 渥美二郎(P.44)
  • ☆<名画に出会う135>ベルナール・ビュフェ「アトリエ」 堀尾真紀子(P.46)
  • ☆<この映画 見ましたか?>「王の願い――ハングルの始まり」 海南友子(P.47)
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