「GIGAスクール構想」によって、「1人1台端末」と「高速大容量の通信環境」が各学校に配備され、授業用アプリやデジタル教科書・教材の活用が始まりました。
「『先生、どうしたらいいの?』とあちこちから声がかかり、とても手がまわらない」などの悲鳴や、「ICTの使用が目的化されているようだ」と疑問視する声も上がっています。
休校中にオンラインが使えた地域・学校では、実際に会わなくても、顔を見て話をし、課題のやりとりや動画の配信ができて本当に助かりました。ICTはいまや、調べものや連絡、情報発信はじめ、私たちの生活になくてはならないツールとなっています。
そうした便利さの反面、子どもの成長・発達、健康にもたらす影響を危惧するとともに、「それで本当に子どもが賢くなるのか?」と問う声も広がっています。
本特集では、一気に進む流れのなかでいったん立ち止まり、ICT化のゆくえとねらいをあらためて見つめなおし、子どもの成長・発達と豊かな学びを保障するためにどのようにとりくんでいったらよいのかを考えます。
※特集は★、連載・シリーズは☆