『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2025年12月号 11月20日発行〉

【特集】平和な社会をつくるのは わたしたち

  • 全教共済
ニュース

若者憲法集会2025

平和・人権・自由のために憲法を輝かせよう!

5月25日に若者憲法集会2025が東京で開催され、メイン集会に600人、銀座デモに1100人が参加しました。全教・教組共闘連絡会は、全国から集まった青年教職員約40名と一緒に参加しました。

メイン企画では、婦団連会長の小畑雅子さん(前全労連議長・元全教中央執行委員長)より「わたしと憲法、わたしたちの憲法」と題し講演がありました。日本国憲法は、戦前からの労働者のたたかい、世界中の労働運動の到達も踏まえ「人間らしく生き、働きたい」という労働者の権利を保障していること、第28条は労働者が団結・交渉し、ストライキなどの行動をすることを促していることなど、小畑さんの経験をまじえながら労働組合の意義が語られました。

 

「教え子を再び戦場に送るな」平和への決意

京都より代表スピーチをおこないました。「6年生の社会は最初の単元が憲法。堂々と学級に憲法を生かすことができます。学級経営で困ったら、憲法を基に考えればいいと組合で学びました。今、一番好きな条文は13条。『すべて国民は個人として尊重される』。学級の子どもたちは、本当に『個人』として尊重されているだろうか、時々自分の実践を振り返り、個人の尊重に立ち返ります。自民党草案のように個人の『個』を抜いてはだめなのです。この『個』があることによって、本当に一人一人が大事にされるのだと思います。」と、力強く語られました。全国から参加した青年教職員がともに壇上に並び、「教え子を再び戦場に送るな」の横断幕を掲げました。

 

集会後の銀座デモは、「学費無償化!返さなくてよい奨学金を!学問の自由を守れ!」など防衛費よりも教育予算を増やすことを求めるコールをサウンドに合わせて訴えながら歩きました。

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