定通部は11月17日に文科省交渉を行ないました。部長はあいさつで、夜間給食を喜ぶ生徒の動画を流し、定時制・通信制教育の充実を求めました。重点要求として、①定時制・通信制高校においてすべての課程・部・分校に最低1名の専任養護教諭を配置すること、②夜間給食の実施において食育の観点を法的に位置づけるとともに、自校調理方式の完全給食保障すること、民間委託化しないこと、③授業料の無償化にあたって完全不徴収で実施することを強く求めました。
①については、厚生労働省のデータより子どもの自殺率が、定時制・通信制は全日制の5~8倍にのぼることとともに、学校現場でリストカットなどに対応する実情を報告し、生徒の相談窓口になる専任養護教諭配置の必要性を訴えました。②については、給食費がタブレット端末の費用と並び、生徒の大きな負担になっていること、③については、2010年度授業料が不徴収になった際、事務職員が減らされたこと、「徴収」業務が復活してもそのまま臨時職員等で対応しているといった実態の改善を求めました。