2018年「被災地を見る・歩く・考える」行動が、11月3日~4日、福島でおこなわれ、20人が参加しました。
津波被害の跡が残る請戸小学校
1日目の学習会では、福島第一原発事故によって避難を余儀なくされた地域の子どもたちや学校の現状、被災後に開校されたふたば未来学園の様子などについてお話を聞きしました。
2日目は、現地ガイドの案内で、飯館村、南相馬市、双葉郡浪江町・大熊町・富岡町を訪れました。耐用年数2年というフレコンバックが、7年半たった今も各所で積み上げられ、収束しない原発被害の深刻さが感じられました。フレコンバックは少しずつ片づけられていますが、減容化施設へ送られ、燃やせるものは燃やしているものの、今後は灰の処分が課題となっているとのことでした。避難指示が解除された飯館村では、4月から学校が再開されたり、スポーツ公園などの整備が数十億円もの予算で進められたりしていました。しかし、周辺の市町村から通ってくる人がほとんどで帰村は進んでいないのが実情です。
帰路では、「福島の被害は人災だと痛感」「風化させないために子どもたちに伝えていきたい」など、それぞれの思いが語られました。
積み上げられたフレコンバック