『クレスコ』

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クレスコ

〈2024年4月号 3月20日発行〉

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ゆきとどいた教育を求める教育全国署名 3.2国会提出行動



 3月2日、ゆきとどいた教育をすすめる会は、2011年度ゆきとどいた教育を求める全国署名を国会に提出しました。
 あいにくの雨でしたが、衆議院議員面会所前に首都圏組織からの参加者や企画委員、宮城県の署名提出行動参加のみさん、約30人が集まりました。



 国会議員の参加は、日本共産党から参議院議員の田村智子さん、井上哲士さん、衆議院議員の吉井英勝さん、赤嶺政賢さん、宮本岳志さん、民主党から橋本勉衆議院議員、自民党から井上信治衆議院議員(秘書)の7人でした。ほかに、民主党・坂口岳洋衆議院議員からメッセージをいただきました。国会議員のみなさんは、参加者への激励と国会における決意などを述べて、署名をしっかり受け取ってくれました。
 とりくみの報告として、全国私教連・山口書記長から「2/24に私学助成全国署名約790万筆提出した。『私学も無償に』をさらにすすめたい」。
宮城県教組・高木副委員長から「被災地の復興は進んでいない。子どもたちのために教育予算増を」などのお話がありました。
最後に、宮本岳志議員から「高校無償化は一歩一歩前進しているが、予算委員会では『見直せ。所得制限を』という自民党の攻勢に民主党がよろめいて、協議再開された。国民の手で切り開いた高校無償化。私学は経費や納付金などがまだまだかかるので、なんとか前進を開きたい。大学の学費も高止まりだ。給付型奨学金をつくり、借金しなくても大学に通えるようにしたい。みなさんと力を合わせて打ち破りたい。国際人権規約については、外務大臣に質問したところ『事務方に指示した』と答えた。平野文科大臣が所信表明で触れなかったのは既定の事実として進んでいることの証か? 決して後退は許されない。漸進的な無償化を実現しなければならない」と、情勢報告していただきました。
この結果、2011年度の署名と紹介議員は次のようになりました。

<署名数>
私学助成全国署名 7,966,545筆
公立分 1,248,585筆
合わせて 9,215,130筆

<紹介議員>
私学 11会派+無所属156名
公立 7会派+無所属 47名
合わせて 12会派+無所属163名

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