『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年4月号 3月20日発行〉

【特集】「せんせい」になったあなたへ2024

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全教「みんなのえがお」署名、10万筆余を提出、国の責任による30人学級の実施、教職員定数改善を求め、文科省前に500人

 全教・教組共闘は7月28日、文部科学省前独自要求行動を実施しました。行動には全国各地から500人を越える教職員と全労連・労働組合、新日本婦人の会、子ども全国センターの代表が参加し、国の責任による30人学級の実施、教職員定数の改善など教職員の切実な要求の実現を文部科学省に強くせまりました。

写真;「みんなのえがお」署名を提出する全教・山口隆委員長

 文部科学省前要求行動では国の責任による30人学級の実施、教職員定数の改善、教育予算の拡充を求め、全国各地でとりくまれた「みんなのえがお」署名を提出しました。提出された署名は10万149筆に達しました。署名は全教の山口隆委員長のほか、各ブロックの代表から、文部科学省の担当者に直接、手渡されました。署名を受け取った文科省担当者は「署名に託された思いをしっかり受けとめる」と表明しました。
 行動では新日本婦人の会の高田公子会長が連帯のあいさつを行い、また大阪・岸和田市教組の中川豊書記長、愛知高教組の原田邦彦書記長、全教障害児教育部の土方功部長が決意表明を行いました。

 

文部科学省前要求行動に参加した全国各地の教職員

午後の行動は、8月上旬に提出が予定されている人事院勧告、中央最低賃金審議会の最低賃金の目安提示を前に実施され、消費税の引き上げ反対、最低賃金の引き上げとあわせ、公務員賃金の改善などを求める行動が展開されました。
行動は日比谷野外音楽堂で開催された「7・28総決起集会」からスタートし、官・民労働者、民主団体などから2000人が参加しました。その後の「最低賃金の引き上げ、公務員賃金改善」を求める人事院・厚生労働省前要求行動をはじめ、総務省・財務省・公務員制度改革推進本部前要求行動、銀座パレードなど、精力的な行動が、厳しい太陽の光が照りつけるなかで精力的に展開されました。


日比谷野外音楽堂で開催された7・28中央行動総決起集会

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