『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年4月号 3月20日発行〉

【特集】「せんせい」になったあなたへ2024

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2011年勝利3・3中央行動 すべての労働者の賃上げで内需拡大、景気回復をはかれ! 公務員賃金の不当な引き下げは許さない!

 全労連・国民春闘、全労連公務部会・公務労組連絡会は11年春闘回答指定日直前の3月3日、2011年春闘勝利中央行動を実施しました。行動には全国各地から官・民の労働者3000人が参加。決起集会、省庁前要求行動、銀座パレードなど終日、精力的に行動を展開しました。

「大幅減車で賃金の底上げはかれ!」―自交総連が中央決起集会



 この日午前10時から開催された「大幅減車 賃金底上げと職場権利の確立めざす中央決起集会」には約1000人の労働者が参加しました。主催は自交総連。集会には全教、自治労連、国公労連など公務員労働者も多数参加しました。
 飯沼中央闘争委員長は主催者あいさつで、「規制緩和で増えすぎた減車をするための法律はできたが、減車の目標達成には程遠い。目標どおり減車をさせ、賃金、雇用を改善することがこの春闘の最大の目標。要求実現のためにも、今の政治を変えることが重要だ」と訴えました。

「都知事選での革新勝利のため全力」―人事院前要求行動で都教組が決意表名



 12時からは官民労働者1800人が参加し、「3・3中央行動 人事院・厚生労働省前要求行動」を実施しました。 行動では全教を代表して都教組書記長の工藤芳弘さんが決意表明。工藤さんは、「石原知事はこの12年間で管理と競争の教育改革を強行し、東京の教育をずたずたにしてきた。この教育改革にストップをかけ、子どもと教育を守るために、都知事選挙で『革新都政をつくる会』から立候補する小池晃さんの当選のため、全力をあげる」と決意を表明しました。

「正規教員増やし、臨時教員の雇用確保を!」―座り込み行動で京教組青年部が訴え



 公務関係の参加者はその後、総務省前で開催された「賃下げを許すな!怒りの総務省包囲・座り込み行動」に参加しました。行動では国公労連、自治労連、郵産労、特殊法人労連、民事法務協会労組、社会保険庁解雇撤回闘争団、全教の代表が「座り込み要求リレートーク」で発言しました。また同時刻、道を挟んでJALの不当解雇撤回闘争を支援する行動が実施され、公務労働者とのエールの交換がされました。

 全教を代表しての決意表明では、京教組青年部書記長の中西祐樹さんが発言しました。中西さんは学校現場に増える臨時教員の実態にふれ、「本来正規を配置すべき定数内にまで臨時教員を配置している。こうしたなかで、年度途中の病気休暇などの代替教員が配置できない状況も生まれている。正規教員を増やし、臨時教員の雇用を確保すべきだ」と訴えました。



 行動参加者は「座り込み行動」後、銀座パレードに参加。「すべての労働者の賃金の引き上げを」「内需拡大で景気回復をはかれ」などの訴えをおこないました。

公務員賃個人署名、職場決議を総務省に提出
 またこの日の行動で、全労連公務部会がとりくみを呼びかけた個人署名と職場決議を総務省に提出。全教からは個人署名4482人分、職場決議3027職場分を提出しました。
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