『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2025年12月号 11月20日発行〉

【特集】平和な社会をつくるのは わたしたち

  • 全教共済
専門部

全教青年部第41回定期総会

5月24日、25日に全教青年部第41回定期総会を開催し全国から50人が参加しました。

1日目は、来賓あいさつで日本原水協より憲法9条や日本被団協ノーベル賞の意義、被爆証言を直接聴くことの大切さなど、共同団体としてともに平和運動を進めていく決意が語られました。

全体討論では、はじめに全教広島と長崎高の2組織より方針の柱である「憲法・平和を守るとりくみ」としてリード発言をおこないました。全教広島より「被爆80年、被爆の実相を語り継ぐ」平和公園フィールドワークと学習会の報告がありました。長崎高より工業高校の「憲法9条の碑」設置と被爆遺構のマップ作りの実践報告がありました。グループ討論では、傍聴者も含め全員が思いを語り、活動の悩みや意義を交流し合うことができました。

2日目の全体討論では、方針の3つの柱に沿って①声を聴く・学び合う・仲間をふやすとりくみ②よりよい教育条件・労働条件を求めるとりくみ③憲法をいかし平和を守るとりくみの報告がありました。今年は柱③の平和に関わる発言が続きました。これまでは、憲法や平和のことまで考える余裕がないという発言が多かったですが、今回は自分たちの身近なところに戦争があり、平和について考えるようにしていきたいという思いが報告されました。

また、「仲間の思いを知ると自分事になり、なんとかしたいと交渉に臨む。」「自分の生活や仕事は自分たちでよくしていきたい。」「わたしたちの平和な未来は、わたしたちが考える。」など、二日間をとおして一人ひとりの組合の意義が豊かに語られました。

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