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大学入学共通テストの試験期日及び試験実施上の配慮等にかかわる要請

 全教は、7月10日、「令和3年度大学入学共通テスト」に対する要請を行いました。全教から、宮下直樹中央副執行委員長、波岡知朗書記次長、山田真平中央執行委員が出席しました。文科省から、高等教育局大学振興課大学入試室入試第一係長・安永晋二氏が対応しました。

 

 文科省は6月19日に「令和3年度大学入学者選抜実施要項について」を、大学入試センターは6月30日に「令和 3 年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」を、それぞれ通知しました。

 これに対し、全教は、大学入試日程全体の見直しや、新型コロナウイルス感染拡大の状況応じた抜本的な日程変更など適切な措置、少なくとも当初予定(1月16日~17日)については延期すること、などを求めました。

 文科省は、「日程について、全高長のアンケート結果もふまえて決めた。アンケートでは、7割が現行日程通り(1/16~17)、3割が日程を遅らせるという結果だった。多数決で決めたわけではない。3割を無視することはできないので、選択肢を増やす意味で第2日程(1/30~31)をつくった。『学業の遅れ』を感じる受験生に対応するためだ。ただ、今時点の日程なので、今後第2波などがあれば見直し検討も必要になるが、あまり日程をコロコロ変えるのは難しいと思う」

「全高長の要望書を受け取らなかった理由は、要望書に関して私立高校との調整がついていないので、調整してまとめてほしいという意味で受け取らなかった。しかし、高校・大学代表者の協議では、選択肢が増えることはよいと合意した」

「第1日程と第2日程の試験のレベルに差が出るのではないかという点に関しては、作成者が同一で同じようにつくっているので同レベルになると考えている」

「就職試験をはじめ就職に関する手続きが1ヶ月後ろ倒しとなったこととの関係については、文科省としては入試のことだけ考えた。就職を含めた高校生の進路全体を見通した決定ではなかった」

「大学入学時期を含めて入試日程全体を1カ月程度遅らせる点については、入試を担当している自分の係では議論されなかった。入学に関するセクションでは、そういった議論もあったと聞いている」

「『学業の遅れ』を感じる受験生が第2日程を選ぶなど、日程の選択は受験生個々の希望にもとづき、学校長判断で認める。いま、希望調査を行っているところで、7月20日までに集約し、今月中に結果を公表したい」

などと回答しました。

 新型コロナウイルス感染拡大が全く収束しない現状で、先を見通した検討が求められています。進路指導部や担任の「指導」でどちらかの日程を選択することは実施要項にある配慮事項の趣旨に反すると文科省が言う以上、各学校で受験生が希望通りの日程を選択することを尊重することが必要です。すでに、文科省には問い合わせの電話が相次いでいて、個々に対応していると答えていたので、各学校で納得いかない点があれば直接文科省高等教育局大学振興課大学入試室に問い合わせてみましょう。

 大学入学共通テストに関わる疑問や不安、不満を全教までお知らせください。今後も粘り強くとりくみます。

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