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教職員の長時間過密労働の抜本的解決を 「全教提言」にもとづき過労死家族の会と懇談

 全教は、11月20日に公表した「教職員の長時間過密労働の抜本的な解決を求める全教の提言」をもとに、教育関係諸団体や働く者のいのちと健康を守るとりくみを続けている団体・個人との懇談や要請を始めています。

 12月7日には「全国過労死を考える家族の会」代表の寺西笑子さん、「神奈川の会」代表の工藤祥子さんと懇談しました。



 懇談の冒頭に、「全教提言」の概要を小畑雅子書記長が説明し、その後、寺西さん、工藤さんと意見交換しました。

寺西さんは「夫が過労自死する一年は年間4000時間働いていた。遺族という立場から社会的な警鐘を鳴らしている。ILO165号は家族的責任を果たす勧告、生活時間の権利を打ち出している。わが子の寝顔ではなく、笑顔を見ましょうという意味だ。長時間労働がもたらす影響を幅広く考えていかないといけないと思う」と述べられました。工藤さんは「10年前、横浜の中学校教員であった夫をクモ膜下出血で亡くした。公務災害認定を求めたが『公務外』とされ、裁判闘争でやっと『公務上』と認められた。中教審の特別部会も毎回傍聴している。教職員の働き方について議論されているチャンスを大事にすべきだ」との考えを示されました。

 教育にかかわって寺西さんは「教職員のみなさんは児童・生徒の保護者よりも長い時間を過ごしている。その教職員が疲れていてはどうなのかと思う。『家族の会』としても中教審に独自の要望書を出した。組合がある所は、管理職に責任ある勤務時間管理をさせるとりくみをすすめてほしい」と話されました。今後の運動にいかせる貴重な意見をうかがう有意義な懇談の場となりました。

 

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