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EI(エデュケーション・インターナショナル) 第6回世界大会に北村委員長が参加

 今日では、世界でほとんど唯一の教職員組合の国際であるEI(エデュケーション・インターナショナル)第6回世界大会が、7月22日から南アフリカのケープタウンで開催されました。全教からは、北村委員長がEI世界大会の来賓としてEIより招待を受け、参加してきました。EIの世界大会では、「万人のための質の高い教育を通じて将来を築く」をテーマに、5日間にわたり質の高い討論と積極的な交流が行われました。


EI第6回世界大会が開催されたコンベンションセンター内

 4年ごとの開催になってはじめてのEI第6回世界大会には、民族、言語、宗教、政治体制が異なる154カ国から、高等教育の教職員まで含むおよそ1800人が参加しました。世界大会に参加して、強烈な印象を受けたことは、EIが、人間のもつ多様性と豊かさを懐深く包含した組織に成熟しつつあるという事実に触れたことです。
 たとえば、キプロス問題やイスラエル・パレスチナ問題などの解決をめざす大会決議が、当事者国の立場を異にする複数の教職員組合の合意のもとに全会一致採択されたことは感動的でした。EIの書記長が「平和の橋を架けるのがEI。民族の憎しみを取り払い、相互理解の源となるのが教育の力」と発言したことに象徴されていました。これを可能にしているのは、民主的な大会運営と組織運営のための努力であり、EIは、人間のもつ多様性を豊かさと魅力にかえ、連帯と共同、団結の力にしている組織だと思いました。
 また、EIは、質の高い教育の実現をめざし、国際的な金融資本と大企業の責任を追及するとともに、新自由主義的な教育改革に反対して国際連帯のたたかいをすすめる立場に立っていることも、大会では鮮明になりました。
 さらに、EIの今後10年間の活動方針の基本となる教育政策文書;『万人のための質の高い教育を通じて将来を築く』が採択されました。この文書にかかわって、EIのフレッド・ファン・リューベン書記長は「教師は労働者という側面と教育の専門家という2重の性格をもっている」と発言するなど、幾人もの討論や発言から1966年「教員の地位に関する勧告」が、国際的にいきた文書であり、これをいかそうと努力されていることを確認することもできました。
 なお、大会会場では、これまで全教と交流のあった、ほとんどすべての組織の方々との再会を喜びあいました。全教は今年2月の第28回定期大会において「EI加盟をめざし、組織内討議をすすめる」ことを決定しています。


スーザン・ホップグッド会長と北村委員長


フィナーレでダンスを披露した南アフリカの子どもたちと北村委員長

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