『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
オピニオン

2020年度政府予算案の閣議決定にあたって

 12月19日、政府は2020年度政府予算案を閣議決定しました。これに対し、全教は1225、標記の書記長談話を発表しました。

  2020年度政府予算は2年連続で100兆円の大台を超え、6年連続で過去最大を更新しています。中でも防衛省予算は膨張し続け、「戦争する国」づくりにひた走るものです。

 文部科学予算は今年度当初予算を下回り、国民的願いである35人以下学級や教職員定数改善、教育無償化などに背を向けたものとなっています。安倍「教育再生」を押しつけ、公教育を破壊する「教育の市場化」などに関する予算が膨らむ一方、すべての子どもたちが豊かに学ぶ教育政策や安心安全の学校づくりが後景に追いやられています。貧困と格差が広がる中で教育無償化を求める声が大きくなっていますが、十分に応えていません。せめてOECD諸国並みの教育予算を実現し、教育無償化をすすめることが求められています。

 

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